2006年 05月 13日
Taxi Driver
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行き先を告げた後、運転手がボソッと「ついこの前までジプニーの運転手だったので、道がわからん。あんた道教えてくれ。」
その後、分かれ道があるたびに、「どっちにいけばいいんだ?」、「私はずっとGuadalupeのジプニー・ルートを運転していただけ。ここに来るのは初めてだ」、最後には、「ジプニー・ドライバーの方が楽だった。タクシー・ドライバーは難しい」とまで言われた(誰も聞いていないのに・・・)。 マニラでドライバーが道を知らないことはよくある話。でも、元ジプニー・ドライバーならもう少し道を知っておいて欲しいぞ。
帰り道。またタクシーに乗ったら、運転手(別人)が文句を言い始めた。「この前までここでUターンしても違法じゃなかったのに、この前いきなり違法チケットを切られた。俺はルールがあるならキチンと守る。けど、ルールが変わったのなら、事前に知らされていなきゃどうやって守るっていうんだ!」こんな文句を独り言のようにずっと言っていた(誰も聞いていないのに・・)。印象としては正義感が強そうな運ちゃんで、最後には世の中の不公平さを嘆いていた。「法の下ではみな平等というけど、金がないやつばかりが法に縛られて、金持ちは法を無視する。これじゃ金持ち連中は子供に教育する時、正しい模範を示す事なんかできないよ」 うーむ。なかなか鋭い事を言う運ちゃんだ。
マニラは白タクも結構あり、運が悪いとメーターを使わない運転手にも出会う(車がボロボロで、社名のペイントがあまり目立たないタクシーが危ない)。その一方、今回のようなドライバーや、もっと変わったドライバーもいるので、今でもよく驚かされます。
by fortunedragon
| 2006-05-13 14:56
| マカティ